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西宮市の鍼灸院 東洋医学
2024/6/16
梅雨の時期の倦怠感
最近、朝起きるとだるくてやる気が出ない。
とにかくなんかだるい。
この二週間ほど、こんな主張をされる方が多いです。
何があったかと言うと気温があがってきました。と同時に湿度も上がっています。
明確に「湿度上がってしんどい」とおっしゃる方もいます。
こんな時鍼灸だったらどうするか?
私だったらお灸をおススメします。ツボは脾か腎の経絡で五行を使うなら水のツボを選びます。
腎は水の経絡ですから選ぶことがあるんですが こうゆう湿度が高いときは脾の経絡の方が適切かもしれません。
脾は湿にやられやすい、という特徴があるのです。「喜燥悪湿」と言いますが脾の経絡は乾燥を好み湿を嫌います。脾の経絡の水のツボを乾燥させてあげるとよさそうです。
脾の経絡の水のツボは「陰谷」で膝の裏側にあります。正確に細かく取るのは少し難しいので単に膝裏を軽くもんでみる、温めてみる、でもいいでしょう。
また脾の経絡では「公孫」というツボも湿払いによく利用されます。足の内側、親指の後ろ側くらいです。
市販の「温灸」とも呼ばれる台座の付いたお灸もセルフで施灸するのにはおススメです。
これだけでちょっと身体が軽くなります。
また風邪後で鼻がスッキリしないような時にも「肺の経絡」の水のツボを使ったりします。これは肘の内側にあります。
先日アレルギー症状で毎朝年中すごい鼻水が出るという方にセルフで施灸していただいたのですがここ何年もなかったのに翌朝鼻水が出なかったそうです。ですが!これが一日だけでした。明らかに効いたんですが翌日だけ。ということはもし毎日したら毎日効きそうじゃないですか?
でも一生毎日お灸するっていうことではないです。毎日してるうちにお灸がなくても鼻水の出ない身体に変化していきます。
しばらく続けて(例えば1か月)1日やめてみる。それでも鼻水が出なければ身体が変化してそうですよね。何日かもったけどまた出るようになった、ならまた再開してみて数日おきにしてみる、とか様子を見ながら施灸する日数や回数をかえていきましょう。
どれくらいの期間そんな風に試していたらいいのかと言うと患いがあった期間くらいはかかります。1年患ってるなら1年、5年患ってるなら5年はかかると考えてください。身体を変化させるというのは長くかかります。
もちろんそれより短く済むこともあります(^^)
例として鼻水の症状で説明しましたがむくみでも倦怠感でも同じです。
ただ倦怠感が強いとお灸する気もうせてしまうところがあるのですが・・・その時は鍼灸治療を受けに来てください(^^)
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